今回は私たちが日常でよく遭遇する頭痛について紹介していきます。
・一次性頭痛(機能性頭痛)と二次性頭痛(症候性頭痛)
頭痛には大きく分けて、命に関わらない一次性頭痛と、命に関わる二次性頭痛があります。
私たちが日常でよく発症するのが、
一次性頭痛では緊張型頭痛
二次性頭痛ではアルコール性頭痛
となります。
では、それぞれについてみていきましょう。
主に後頭部から首、肩にかけて筋肉が緊張して痛みを生じる頭痛で、
頭痛の70~90%を占めているといわれています。
首の筋肉の緊張による血流不足が主な原因で、静脈が圧迫され、頭部の老廃物の排出が正常に行われていないパターン
動脈が圧迫され、頭部への血流が不足しているパターンなどがあります。
・対処法
自分の日常を振り返ってみると、精神的なストレス、肉体の過労、長い間同じ姿勢を続けたり下を向くなどの筋肉の疲労など...
首の筋肉がガチガチになる原因は思ったよりもたくさん見つかるのではないでしょうか。
首の軽いストレッチやマッサージ、体操、温めて筋肉の血行を良くする、同じ姿勢を続けないといった対処を心がけておくだけで、緊張型頭痛の場合はだいぶ改善されるかと思います。
いうまでもなく、お酒の飲みすぎによる頭痛です。
発症中は「もう二度と酒は飲まない!」と誓うんだけれけども、一晩寝て治ったらまた飲んでしまう、あの頭痛です。
実はこの頭痛、命に関わる二次性頭痛に分類されていまして、決して油断してはいけません。
痛みのメカニズムをきちんと知っておきましょう。
アルコールは肝臓内で分解されると、「アセトアルデヒド」という物質になり、血管を拡張させ、神経を圧迫し炎症をおこし痛みを発生させます。
また、広がった血管から水分が漏れ出すことによって脳がむくみ、神経を圧迫し痛みを発生させます。
そしてアセトアルデヒドの値が高くなり過ぎると、肝臓が対処できなくなり、過剰なアルコールを排除するために嘔吐します。
・対処法
要はアルコールが代謝されてできるアセトアルデヒドの増加が頭痛の原因なので、飲む前に、胃の中に炭水化物など何か食べ物を入れておくことにより、アルコールの吸収を遅くする。(空腹の状態で飲まない)
飲んでいる最中に水を飲み、アルコールを薄める。(酒だけをガブガブ飲まない)
といったことを心がけて、少しでも頭痛の発症確率を減らしてほしい。
アセトアルデヒドは肝臓で代謝され、時間がたつと自然に治るので、頭痛を発症してしまった場合は祈りながら嵐が去るのを待つことです。
また、嘔吐など急性アルコール中毒の症状がみられた場合は、決してその人を一人で寝かさないこと。
先ほども言いましたが、アルコール性頭痛は命に関わってくるので、決して油断することなく、抜かりなく対処しましょう。
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