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むくみ

2019.12.03
浮腫(むくみ)の主な原因として挙げられるものは
主に2つあります。

局所性浮腫≫…静脈やリンパの流れ等でくるもの。

全身性浮腫≫…何らかの疾患で引きおこるもの。

◎原因となるもの


・筋力不足


脚のむくみによくいえることですが、
ふくらはぎの筋肉は心臓に血液を戻すポンプの
役割をしています。筋力低下により血液が停滞
することにより、血液中の水分が脚に停滞し
むくみの原因となります。
運動不足によりこのような状態になる方が多いかと思います。
ウォーキング等日々運動することを
心がけて頂くことが最大の予防に
なるかと思います。

・水分・塩分摂り過ぎ


塩分の作用として、体内に水分を溜める
役割があります。塩分の取りすぎで
その作用が強まってしまいます。



味の濃いものを多く食べたりしていませんか?
そのような食習慣があれば
見直す必要があるかもしれません。


水分の取りすぎでも同様です。
寝る前に水をがぶ飲みすると
翌朝むくみに繋がる場合があります。
こまめに水分を取る習慣をつけましょう!

・下肢静脈瘤


下肢静脈瘤とは?
下肢の静脈は重力に逆らう方向に働くので
逆流しないように弁というものが存在します。
それが破壊された静脈の病変です。
この弁がちゃんと閉まらない為に、
静脈がその部分に溜まり、こぶのように
膨れてしまいます。
また、汚れた血液が下肢に溜まり
むくみやだるさの原因となります。
弁が壊れる原因としては
遺伝や妊娠出産、長時間の立っている
ことがあげられます。

・心不全


心不全とは、何らかの原因で心臓のポンプ機能が低下し
血液を上手に送り出すことができなくなるものです。
むくみの症状以外では、息苦しさや
疲れやすさの症状があります。

また、心不全では急性と慢性の症状があります。
急性では、心臓の左と右で症状も異なります。
左の場合ですと、全身に血液がうまく回らなくなり、
だるさ・息切れ・疲れやすい・意識障害・起坐呼吸等
このような症状が出現します。
右では、全身から血液が上手く戻ってこれず、
顔や手足のむくみ・肝機能障害・胸水・頸動脈が膨れ上がる(怒張)
などの症状が挙げられます。

慢性で進行すると症状としては、
動悸・ピンク色状の痰・肺うっ血・体内の水分貯留で体重増加等
このような症状が挙げられます。

心不全の原因としては、
高血圧・弁膜症・心筋梗塞・狭心症・心筋症・不整脈等あります。

・腎不全


腎不全も急性と慢性の2種類あります。
急性腎不全の原因では、脱水・薬剤による影響・著しい前立腺肥大
などがあげられます。症状としては、軽度の物が多く、
適切な治療により腎機能は回復する可能性があります。

慢性腎不全では、徐々に腎機能が低下することで起こります。
原因は、糖尿病性腎症・慢性腎炎・腎硬化症・腎盂腎炎など
このように挙げられます。

慢性腎不全の症状としては、
むくみ・夜間尿量増加(進行により低下)・高血圧
疲労感・頭痛・食欲不振・吐き気・貧血等
体内に水分が排泄されずらくなり、老廃物がたまり、
電解質のバランスが悪くなり、赤血球を作るホルモンが
産生されず様々な症状をきたします。
最終的に進行すると透析や腎臓移植となります。

・肝不全


肝臓の役割としては身体に必要なものを合成し、
有害な物質を解毒して排泄する役割があります。
その機能が何らかの疾患等で肝機能が低下し、
結果むくみの原因となることもあります。
肝不全も大きく急性(ウイルス感染等)と
慢性(主に肝硬変)があります。

むくみ等の症状もありますが、その他
様々な症状が出現します。
〇腹水(血管内の水分が漏れ出しやすくなりお腹に溜まる)
 これは結果として足のむくみ等に繋がることになります。
 血液中のたんぱく質が低下することにより起こります。(低アルブミン血症
〇肝性脳症(手の震えや行動異常など)
〇食道胃静脈瘤破裂(血管が破裂し、吐血等の症状)
〇糖尿病(インスリンが効きづらくなる為)

・甲状腺機能低下症


甲状腺の機能としては、体の代謝を促進させる
役割があります。甲状腺機能低下を起こす
疾患が複数ありますので、簡単に紹介します。

最も多いのが、橋本病(慢性甲状腺炎)で、その他は
亜急性甲状腺炎(ウイルスや細菌感染等による)
下垂体性甲状腺機能低下症(放出ホルモン分泌低下により)

橋本病であっても常に甲状腺の機能低下が
あるわけではありません。低下時にみられるものでは、
全身のむくみ、特に起床時に顔や手のむくみが出現し、
昼頃には軽減します。その他の症状としては、
寒がる・皮膚乾燥・体重増加・無気力等が
出現するのが特徴となります。

・蜂窩織炎


蜂窩織炎とは、真皮の深くから脂肪組織にかけて
細菌感染し、炎症を起こす病気です。
炎症の範囲が広い場合は全身が発熱する場合もあります。
手足等の腫れにより、むくみのような感じになります。

・月経前症候群


PMSとも呼ばれ、月経開始10日~3日前までに起こるものをいいます。
症状は身体的なものと精神的なものと大きく2つに分けられます。
原因は様々言われておりますが、プロジェステロンや
エストロゲンの分泌異常ではないかといわれています。
むくみもそうですが、その他の身体症状としては、
下腹部痛・頭痛・腰痛などがあります。
その他動悸・めまい・イライラ・抑うつ等の症状もみられる場合もあります。

・リンパ性浮腫


リンパ性浮腫には大きく2つに分類され、
リンパ管やリンパ腺の発育不全で起こる原発性と、
手術等でリンパ管の働きが損なわれることにより発生する続発性
この2つがあります。一度発生すると難治性でもあります。

治療としては、局所の循環を良くするリンパドレナージや
浮腫の圧迫(ストッキングなど)等の保存的療法をおこなうのが一般的です。
外科的治療であれば、バイパス手術などを行う場合もあります。
また、局所のスキンケアも大事になってきます。

◎当院での治療について


初めに書いた2つの分類のうち、局所性のものは適応となります。
筋力低下によるものや局所の循環不良によるものは、
改善の余地はあるかと思います。顔のむくみに対してですと、
美容的なものも含めての鍼もあります。
特に多いのは下肢のむくみではありますが、
むくみの原因等をお話して確認させて頂き
局所の循環の向上や、体の歪みを取り除くことで
改善されるものもあります。
もし不明な点がありましたら一度当院にご相談下さい。

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