頭痛は主に「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」の3つのタイプ(一次性頭痛)に分けられます。ご自身の頭痛がどのタイプに当てはまるかを知ることで、適切な予防やケアが見えてきます。
今回はそれぞれの特徴や原因、当院でのアプローチについて詳しく解説します。
痛み方: 頭の片側(両側の場合もあり)が「ズキンズキン」と脈打つように痛む
特徴: 光や音に過敏になる、吐き気を伴うことがある、体を動かすと痛みが強まる
原因・誘因: 脳の血管が拡張し、三叉神経(頭の感覚を司る神経)が刺激されることで生じるとされています(三叉神経-血管説)。
女性に多い理由: 女性ホルモン(エストロゲン)の変動が深く関わっており、特に月経前後に起こりやすいと言われています。その他にも、睡眠不足・睡眠過多、天候・気圧の変化、ストレスからの解放、特定の食事などが引き金となります。
痛み方: 頭全体や後頭部が「ギューッと締め付けられる」「圧迫される」ような痛む
特徴: じわじわと痛みが続き、肩こりや首のこり、めまいを伴うことがある
原因: 長時間のデスクワークやスマホ操作で同じ姿勢を続けることによる首・肩・頭部の筋肉の緊張や、精神的ストレスが主な原因です。血流が滞ることで老廃物が溜まり、痛み物質が生成されます。
【補足】緊張型頭痛と鎮痛薬について
市販の解熱鎮痛薬(消炎鎮痛剤)は一時的な痛みの軽減に役立ちますが、根本的な原因である「筋肉のコリ」や「血流障害」を解決するものではありません。薬に頼りすぎると効きにくくなったり、かえって頭痛を悪化させる「薬物乱用頭痛」につながる恐れもあるため、根本からのケアが重要です。
痛み方: 片方の目の奥や周囲に「えぐられるような」激痛が生じる
特徴: 1〜2ヶ月ほどの期間(群発期)、毎日決まった時間帯(夜間や睡眠中など)に激痛が起こる。「世界三大激痛」の一つとも称されるほどの強烈な痛みです。
原因・特徴: 20〜40代の男性に多く見られますが、近年は生活習慣の変化により女性の発症も増えています。目の奥の血管拡張や炎症が関与していると考えられており、喫煙や飲酒が強い誘因となります。
| 頭痛のタイプ | 痛みの性質 | 主な部位 | 主な要因・特徴 |
| 片頭痛 | ズキンズキン(脈打つ痛み) | 頭の片側〜両側 | 女性ホルモンの変化、光・音、気圧の変化 |
| 緊張型頭痛 | ギューッと締め付けられる痛み | 頭全体・首筋・後頭部 | 首・肩のこり、長時間の姿勢不良、ストレス |
| 群発頭痛 | 目の奥をえぐられるような激痛 | 片方の目の奥・周囲 | アルコール、喫煙、体内時計の乱れ |
頭痛のタイプによってアプローチ方法は異なりますが、特に患者数の多い「緊張型頭痛」や「慢性的な片頭痛」に対しては、体のバランスや血流を整えることが改善への近道となります。
当院では、患者様お一人おひとりの症状やライフスタイルに合わせた施術を行っています。
骨格・骨盤調整: 姿勢の崩れ(猫背やストレートネックなど)を整え、首や肩への負担を軽減します。
マッサージ・手技療法: 硬くなった首・肩・頭周りの筋肉を優しくほぐし、滞った血流を改善します。
鍼灸(しんきゅう)治療: 自律神経のバランスを整え、深部の緊張や痛みの引き金となるポイントへ直接アプローチします。
「毎日のように頭痛薬を飲んでいる」
「肩こりが酷くなると決まって頭が痛くなる」
このようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度お気軽に当院へご相談ください。
※なお、これまでに経験したことがないような突然の激しい頭痛や、手足のしびれ・言語障害・発熱などを伴う頭痛の場合は、すぐに脳神経外科などの専門医療機関を受診してください。