『大腰筋』って筋肉を聞いたことはありますか?
お腹及び腰の深かい部位に存在する筋です。
お腹のインナーマッスルとも呼ばれたりする筋肉です。
この筋肉はあらゆる部位の痛みの原因になったり、姿勢を悪くしたりします。
治療において、注目する筋の一つでもありますが、医療関係やスポーツ選手など、筋肉の知識がある方を除けば、なかなか耳にすることが少ない、もしくはないかもしれません。
今回はこの『大腰筋』について書いていきます。
『大腰筋』は腰椎(腰の背骨)に付着します。
肝臓の下、腎臓の後ろを通り、骨盤の前を走って下降します。
鼠蹊部(足の付け根)を通り、大腿骨(太ももの骨)の内側へ付着している筋肉です。
『大腰筋』の役割は以下になります。
○股関節を固定させる
歩行時の体幹、体のバランスをとる。また、体を起こすときに働く。
○太ももを上に挙げる
歩行時に働く。
○腰がしっかりと伸びた直立を保つ
などです!
『大腰筋』が原因で以下の症状が起こる場合があります。
○腰の痛み
特に腰を反らせるときや、起き上がるとき。
○股関節の痛み
体重を乗せたときや、太ももを前に出すとき。
○足のダルさ
座ってるときに出るだるさなど。
○首の痛み
特に上を向くとき
など、多数の痛みや症状の原因になります!
今抱えている腰痛などは、この大腰筋が原因かもしれません!
以下のような方が『大腰筋』が硬くなりやすいです。
○立つことが多い方
接客や物を運ぶ仕事など
○座ることが多い方
デスクワークや学生。一日何時間も座りっぱなし方要注意!
○体幹を捻ることが多い方
レジ仕事、仕分け作業の方
体にとって、とても重要な『大腰筋』ですが、重要だからこそ、負担がかかりやすい筋肉でもあります。
『大腰筋』が硬くなると以下のような不良姿勢になります。
○反り腰
○猫背
○足を開いて座る
などです。
大腰筋は姿勢でも大きく関わります!
今、みなさんの不良姿勢は大腰筋の影響かもしれません!
我々スタッフは色んな部位を見ていきますが、この『大腰筋』は重要視してるものの一つです。
治療前に体の状態をチェックした際に、『大腰筋』が原因となりましたら、そのセルフケアや対策をお伝えしたいと思います。