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顎関節症

2018.03.23

まずは顎関節についてからの説明です。


◎構成
顎関節は下顎骨の下顎頭と、側頭骨の下顎窩との間につくられる関節を顎関節とよび、楕円関節(2軸性)である。関節腔内には、関節円板がみられ、これにより関節腔は二分されます。関節包は緩く、外側靭帯、蝶下顎靭帯、茎状下顎靭帯によって補強されます。


◎働き
・上下運動:口の開閉、食物を噛み切る。
・前進、後退:下顎頭を引き出す動作は開口のきっかけとなる。このとき下顎頭とともに関節円盤も前に引き出される。
・側方への回旋:咀嚼のすり潰し。


◎咀嚼筋(全て下顎神経【三叉神経第3枝】)
咬筋…下顎の挙上
側頭筋…下顎の挙上、後方移動
外側翼突筋…下顎の前方運動
内側翼突筋…下顎の挙上



●顎関節症

◎定義:顎関節症は、顎関節や咀嚼筋の痛み、関節雑音、開口障害ないし運動異常の総称です。病態には咀嚼筋、靭帯、関節円板障害、変形性関節症が含まれます。
 一般的に顎内障は顎関節症のⅢ型に該当し、顎関節内部に限局した円板の位置異常を伴う関節構成体の器質的・機能的障害であって、局所的・全体的原因または誘因で発生します。


◎発生機序
・咬合異常や過度の咀嚼運動などによる関節円板の非炎症性障害。
・外傷による関節円板の位置異常、関節構成組織の不全修復。
・咀嚼筋の不均等による運動障害。
・漸進的には不良姿勢、精神的ストレスが誘因。


◎症状
・口の開閉時の痛み、開口制限、異常運動のため咀嚼困難が出現する。
・耳の前面に軽度の腫れ、局所に軽度の熱感が出現。
・顎関節運動時に異常音、弾発現象が出現する。
・頸部筋、背筋、特に咀嚼筋の筋緊張。
・頭痛等の症状。


Ⅰ型:咀嚼筋障害 咀嚼筋障害を主症状としたもの
Ⅱ型:関節包・靭帯障害 円板後部組織・関節包・靭帯の慢性外傷性病変を主症状としたもの
Ⅲ型:関節円板障害 関節円板の異常を主症状としたもの
Ⅳ:変形性関節症 退行性病変を主症状としたもの
Ⅴ:その他 以上のいずれにも属さないもの


◎検査法
あなたの顎(がく)関節の自己チェック法
(合計点数が8.6以上では顎関節症の危険あり,杉崎正志、他:2007)
1.口を大きく開いたとき,人差し指から薬指を並べた3本指を縦にして入りますか?
(1.すっと入る 2.ほぼ問題ない 3.どちらともいえない 4.やや困難 5.全く入らない)
2.口を大きく開け閉めした時,あごの痛みがありますか?
(1.全くない 2.たまにある 3.どちらともいえない 4.しばしばある 5.いつもある)
3.口を大きく開いたとき,まっすぐに開きますか?
(1.いつもまっすぐ 2.たまに曲がる 3.どちらともいえない 4.しばしば曲がる 5.いつも曲がる)
4.干し肉,するめ,タコなど硬いものを食べるとあごや顔が痛みますか?
(1.痛まない 2.たまに痛む 3.どちらともいえない 4.しばしば痛む 5.いつも痛む)
あるいは設問2の「口を大きく開け閉めした時,あごの痛みがありますか?」に「はい」と回答した方も顎関節症である可能性がありますので,専門医を受診することをお勧めします.


◎治療法
・関節円板の位置異常があれば、徒手的に矯正する。
・咀嚼筋や顔面頭蓋の調整をし、緊張や硬結をとることにより血行を促進させる。
・頚部等の背骨や骨盤の調整をし、顎関節に掛かるストレスの軽減させる。
当院では、BC-MT療法や顔面頭蓋調整をし、必要であれば鍼を使い咀嚼筋等の緊張を緩めることにより症状の改善が見込まれると考えます。


当院では顔鍼をおこなっており、初診の方はクーポンもありますのでこちらをご覧下さい。

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