池袋の整体・交通事故・むち打ち・腰痛治療 いとう鍼灸整骨院
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足関節の痛み 池袋いとう鍼灸整骨院

2018.01.10

足関節の痛みやその周囲の痛みなどで来院される方も多いです。


特に当院で多いものはこちらになります。
①足関節捻挫
②外反母趾
③偏平足

今回は、この疾患の症状などを紹介していこうと思います。


①足関節捻挫

特に足首を内返しの状態となり外側の靭帯や筋肉を伸長し負傷するのが多いです。
足関節は下腿骨の脛骨・腓骨と足の骨の距骨にて構成されます。
解剖学的には距腿関節とよばれるものです。

この関節は脛骨と腓骨が合わさり、ほぞ穴のようなくぼみを形成し
距骨の頭の部分にピッタリとはまり関節しています。

外側の靭帯は前方より前距腓靭帯・踵腓靭帯・後距腓靭帯に区別され、
臨床的に障害されやすいのは前距腓靭帯がもっとも多いです。

症状としては足関節外側部の痛み、腫れがみられます。
数日後には外くるぶしの下方に皮下出血班(アザ)が出現します。

あとは、痛めた方向と同じ動きを強制的にとらせると痛みが出現します。
程度にもよるが起立が困難なものもあり、しばらくすると歩行が可能に
なったりとする場合もあり、痛みや腫脹と損傷の程度が一致しない場合もあり
癖になっているからと決して良いということはないので、
その都度の治療がとても大事です。

まず治療法として軽症重症に関わらずしなくてはいけないのは、RICE法を早急に行います。
痛めた患部をすぐに冷やし固定をし圧迫をかけ心臓の位置より患側の足を高く上げ安静にする。
受傷後は損傷程度によるが損傷程度により異なるが、1~2週間ほどはテーピングや包帯、厚紙副子などの固定道具により関節を保護し安定性を高めることも必要になります。

ほかには、物理療法、手技療法をおこないます。特に足指の運動療法は早めにおこなう必要があり、例としては足の指でタオルをつかみ離し、またつかむといった運動をします。

固定の除去後になるにつれて関節の拘縮防止のため、同じく物理療法や手技療法を施し足関節の伸展(背屈)、屈曲(底屈)の運動指導や、長・短腓骨筋や第三腓骨筋などの強化により外返し運動の回復を図る。

注意しなくてはいけないのは、先ほど上記にも書いたが癖づいてる状態というのは痛めた組織を放置し適切な処置を行わないため、靭帯や筋の癒合が充分にされていない状態だからです。
足関節が不安定で動揺性を残し、何度もけがをしてしまうので治療は大事です。

また、腫れの強弱に関わらず外果(外くるぶし)などの下腿骨の骨折や下駄骨折などとよばれる骨折になっている可能性も場合によってはあるため当院にて判断をして紹介をできる病院があります。


②外反母趾

外反母趾とは

外反母趾は、中足骨遠位端(親指の付け根)が内側に向かって飛び出し、母趾が小趾の方へ「く」の字に曲がっている状態のことを言います。
☆中足骨の内反(内側に広がる)
→母趾の外反→母趾の内転


また、外反母趾の多くは、偏平足も伴い縦横のアーチが崩れ横が広くなり開帳足を伴います。

外反母趾の進行とともに、横アーチの低下により中足骨頭が足底に突出し、蹴り返しの動作の際に負担がかかる為、たこを形成します。
また、中手骨頭の内側の突出部が、靴などに当たるなどの刺激を受ける事によって、バニオン(水袋)を形成します。
さらに進行が進むと、母趾が第2趾の上や下に入り込んでしまい、MP(中足指節)関節が脱臼してしまうこともあります。

◎分類


・靭帯性外反母趾
母趾が外側へ変形したもの

・仮骨性外反母趾
母趾は曲がらずに、母趾の付け根の骨が出っ張ったもの

・混合性外反母趾
靭帯性外反母趾と、仮骨性外反母趾が進行し混合したもので、中年以降の女性に多く見られる。

・ハンマートゥ性外反母趾
指がハンマーのように縮こまっていたり、逆に反り過ぎた状態で、指上げ足(浮指)と呼んでいる。

・病変性外反母趾
リウマチなどの疾患による、外反母趾。


外反母趾の原因


・外的要因

靴の不適合
ハイヒールでは、足底にかかる体重は前足部に集中する為、横に広がり開帳足になります。ハイヒールのつま先は細くなっている為、母趾はくの字に曲げられ外反変形を生じ、小趾は内反変形を生じます。

生活習慣
現代では、1日のうちで靴を履く時間が長く、また歩く機会は減少している為、足の筋力低下が進み、偏平足や開帳足の増加により外反母趾を生じやすくしています。幼児期から履く靴なども、足の筋骨格形成に関与する為、外反母趾の増加につながっています。

・内的要因
発生頻度が男女差1:9:で関節の柔らかさ、筋力の弱さで女性の方がなりやすい

◎保存治療
・靴の工夫
足囲(母趾と小趾の付け根を通る足の周囲)が適度にフィットする靴を選びます。この部分が緩過ぎると扁平足を招き、外反母趾の原因となります。

・足底版、サポーター、テーピング
自分の足を矯正する傾斜や凹凸が付き、縦横のアーチを作ってくれるもの。

当院にて行う治療としては、外反母趾にて起こる変形により痛めやすい筋肉のマッサージやストレッチ療法の指導。
後は、ご自宅で行える運動療法もあります。
簡単ではありますが、こちらへ載せておきます。

タオル寄せ運動
床にタオルを敷いて、その上に立ち足指のつけ根を深く曲げるように意識しながら、足指でタオルをたぐり寄せます。
慣れないうちは、イスに座ってやると良いでしょう。また、指でハンカチの角をつかんで、空中にあげてから落とす、という動きを繰り返す方法もあります。

そして外反母趾の疼痛により崩れてしまう歩行のバランス。
下半身全体のバランスが悪化することにより足関節や膝関節などへの二次的に痛みや変形が現れてしまう恐れがあります。さらには、偏平足になっている方は症状を強くさせる恐れもあります。
当院では外反母趾で痛みが出ている箇所だけではなく下半身全体の整合性を高めることにより、再発や悪化を防ぐ治療も行っておりますのでご相談下さい。


③偏平足

子供から大人まで、幅広い年代で発症します。
原因としては、生まれつき骨格などに異常がある先天性のものと生まれた後に体重の負荷や足の筋肉の弱体化、靭帯のゆるみにより関節が良い状態に保てずに起こる、後天性のものに分けられます。

まず偏平足とはどういったものかというと、足の裏全体の土踏まず、いわゆるアーチと呼ばれるのがなくなった状態であり、立ったり歩いたりするときの衝撃をやわらげるスプリングの働きができないため足が全体的に疲れたり痛みを感じやすくなったり、こむら返り(つる)といった症状が出現します。
状態が悪化することにより足底腱膜炎になることもあるため注意が必要です。

・先天性偏平足→先天性の骨の異常が原因のもの。程度によっては手術。

・後天性偏平足→幼児期性のものでは、土踏まずが形成される時期に足の裏の筋や靭帯の発達障害で起こります。
成人性扁平足では、形成されているはずの靭帯や腱の変性や体重の負荷などにより起こります。※ただし、幼児期のものは成長とともに筋肉や靭帯が強化されていくため自然に治ることもある。


治療法としては、まずは運動療法が中心となります。
先ほども書いたように筋肉の発達により作られていくものなので
例えば、足の指で物をつかんだりつま先たちをしたり足の裏マッサージやストレッチをしたり、テーピングでアーチを再現し負担を軽減したりするなどがあります。

後は、外反母趾との関連性がとてもあるので治療としては同様の事を行うこともあります。


足関節周囲だけでなく、膝や股関節のバランスも悪くなっていることが想定されるので、全体で調節できることが良いと考えられます。
初診の方はクーポンもありますので、こちらをご覧ください。
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